全労済の自動車保険と自動車保険情報交換制度

全労済は、2009年5月に自動車保険情報交換制度に参加した。なんか、やたらと長い名前の制度ではあるが、自動車保険情報交換制度は、以前からあった制度だ。自動車保険など損害保険会社等が協力して運営している制度だが、自動車の保険会社じゃない協同組合である全労済は、それまで参加していなかった。

個人情報の保護が、やかましく言われる昨今、個人情報の共有などすれば、当然リスクも増えるが、それでも、あえて、全労済が、自動車保険情報交換制度に参加したのには、リスク以上に、全労済の自動車保険の契約者、利用者にメリットがあると判断したのだろう。

全労済の自動車保険が加入した自動車保険情報交換制度で共同利用される個人情報は、自動車保険の契約内容、自動車の事故の状況、自動車保険の請求内容だ。

共済や自動車保険が、適切に運用されることは、真面目に契約して、保険金を払っている人の利益を守る上でも大事なことだ。不正な自動車保険の請求や詐欺行為を防止できないと、保険会社の収益を圧迫することになり、保険料の値上げなどにもつながりかねない。
特に、全労済など協同組合の自動車保険の場合は共済事業であり、不正な自動車保険の請求や加入は、真面目な組合員にとっては、利益を損なうことになる。

全労済の自動車保険が、適正な契約を目指して、2009年5月に自動車保険情報交換制度に参加したが、何もそれまでの自動車共済が、不適正・・と断じているるわけではないw。より一層・・ということだ。

勿論、これによって、他の自動車保険の会社の自動車保険契約の等級の引継ぎなども円滑に行われることになり、多くの契約者、利用者のメリットも向上したと言っていいだろう。中には、等級が引き継がれないほうがいい・・と考える人も、ゼロではないだろうが、協同組合の自動車共済事業は、最大公約数的な組合員の利益を選択して運営される。

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